米国高配当ETFの2大デメリット
- 為替リスク
- 税制上の不利
サイドFIREを目指して米国高配当ETFを購入しています
私のポートフォリオは、現金 50%、インデックス投資 25%、米国高配当ETF 25%です。


現金比率が多いのは、教育費にお金がかかるため・・
なけなしの投資資金は、積立Nisaによるインデックス投資と、米国高配当ETFにおよそ半分ずつ投入しています。
リベ大・両学長の動画で、日本の高配当株を買う理由を見て
リベ大・両学長の日本の高配当株の動画を見ていて、「なぜ日本の高配当株か?理由5つ」という話題があり、日本の高配当株のメリットが紹介されていました。
裏返すと米国高配当ETFに対してはデメリットになる内容です。
米国高配当ETFに投資する上で必ず知っておかなければならないことですので、共有したいと思います。
第159回 高配当株を探そう!配当利回りランキング【2020年10月30日時点】【株式投資編】
なぜ日本の高配当株か?理由5つ
- 超低金利だから
- 日本は世界3位の経済大国で、優良企業も多いから
- 為替リスクがないから
- 税制上有利だから
- 買った後がラクだから
日本の高配当株を選択する理由を紹介されているので、裏を返せば海外の高配当株・ETFを買うならばデメリットとなる内容がありますので要チェックです。
詳細を見ていきましょう。
超低金利だから
これは、「低金利だから銀行預金、国債にお金を入れていても増えない、リスクがないとリターンもないよ」ということですので、特に気にしなくてよいです。
日本は世界3位の経済大国で、優良企業も多いから
この意見は日本の高配当株を肯定するためのもので全くそのとおりです。
しかし、世界1位の経済大国、アメリカの高配当ETFであれば、さらによいですよね。
ちなみに、2019年のGDPにおいて、アメリカは2位の中国の約1.5倍、3位の日本の約4倍となっています。
為替リスクがないから
これは大きなリスクで、米国株、ETFに投資する上で必ず覚悟しないといけないことです。
米国株、ETFはドル建てなので、為替の影響をモロに受けます。

この2~3年は100円代をいったりきたりするボックスですが、直近の10年でも、2011年の75円から、2015年の120円代まで大きな変動がありました。
税制上有利だから
これも全くそのとおりです。
米国株・ETFの場合、「配当金の72%しか入ってこない」とありますが、これは、米国で10%課税された後、国内で20.315%課税されるためです。
(1-0.1) × (1-0.02315) = 0.717
国内の高配当株であれば、上記の20.315%のみとなります。
なお、動画にある「収入が配当金のみ、330万円以下の場合は税金は5%になる」というのは総合課税によるものと思われますが、理解できませんでしたので、また調べてご紹介したいと思います。
あと、アメリカでの10%の課税ですが、確定申告をすると外国税額控除により、その年の所得税額から差し引くことは可能です。
配当以外に給与などがあり、所得税を払っている場合には控除が可能です。
買った後がラクだから
これは不動産投資などに対し、株、債権などのいわゆる「ペーパーアセット」の保有しているだけだったら特にすることのないラクさのことですので、こちらも心配無用です。
まとめ
「なぜ日本の高配当株か?理由5つ」を見て、米国高配当ETFをせっせと買っていることに対し、一瞬不安がよぎりました・・
米国高配当ETFによる2大デメリットは次のとおりです。
米国高配当ETFの2大デメリット
- 為替リスク
- 税制上の不利
ただし、両学長は米国高配当ETFもご紹介されており、保有されているとのコメントもあります。
私も投資しているVYMはリーマンショックを乗り越えたキャピタルの上昇と、安定した増配といった実績が魅力的。
昨今のコロナにより先行きは全く不透明ですが、これからも米国高配当ETFは継続していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!