Numbersでのヒストグラムの作り方
それでは早速作ってみましょう。
データの準備
サンプルとして、みなさんの大好きな1996年から2020年までの円・ドルの為替レートを用います。

複数列ありますが、Close(終値)だけ使用します。
データの大きさの範囲を把握
ヒストグラムの範囲を決めたいので、最大・最小の値を確認します。
ヒストグラムの計算結果を検算するためデータ数、平均、中央値、σなども表示しておくと便利です。
最大が147.22、最小が75.74と分かりました

個数カウント用の列を作成
最大が147.22、最小が75.74と分かりましたので、データ範囲を70から2刻みとします。
計算に使用しますので、70,72,74…の列と、72,74,76…の列を作成しておきます。

刻み幅に入るデータ数をカウント
ここがハイライトです!
COUNTIFS関数を使って、●●以上、〇〇未満の数をカウント
式は赤枠内をご参照ください。& は条件式にセルの値を展開するために使っています。

合計数を確認しておく
COUNTIFS関数でカウントしたデータ数の合計と、元のデータ数があっていることを確認します。

グラフ用データの準備
グラフ化は、Numbersは若干クセがあります。別シートで行うとラクです。
まずはCOUNTIFS関数の結果をB列にコピペします(赤枠)。リンクしても、数式の結果をペーストしてもかまいません。
次に、ヒストグラムの横軸に表示したい数字を一旦C列にコピペします(青枠)。
「???」と思われると思いますが、あとで目盛りと数字の位置調整という涙ぐましい作業がありますので、一旦C列に置きます。

A列のヘッダ列がグラフの横軸のラベルになりますので、A列にC列の数字の前に何個かスペースを付けてフィルします。

グラフ化
B列のデータを選択して棒グラフにすれば完成です!!

データの準備で数字の前にスペースを付けたねらいは次のとおりです。
スペースを付けないとき

ラベルを「74≦x<76」とかしたくなるヤツですね。
スペースを付けたとき

おわかりいただけますでしょうか??
以上で説明は終了です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
NumbersはExcelとは操作感が異なり、最初は戸惑いますが、
- 慣れれば直感的に操作できる
- 色使い、オブジェクトがMac的でキレイ
- iPhone版のNumbersも使いやすくiCloudでシームレスに編集可
- 無料で使える
などの利点は見逃せません!
ぜひ使ってみてください!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
